美容面での懸念 傷跡や仕上がりに関する潜在的な問題
縫合痕が生じるのは避けられない
包茎手術では余った包皮を切除し、医療用の糸で縫合する施術を行うため、縫合痕が残るのが避けられないのがデメリットと言えます。
余った包皮が無くなることで亀頭が完全に露出し、本来の成長を促せるのと同時に自分自身を取り戻すこともできるなどのメリットがある一方で、デメリットが存在するのも覚悟する必要があります。
包茎手術の際に生じる縫合痕の大きさや範囲は患者さんの状態によって異なり、施術する範囲と比例して大きくなる傾向にあります。
また、大切な血管や神経を残すためにそれらの部位を回避して切除する場合があれば、範囲も広がることがありました。
これらは患者さんの状態に加えて担当医の判断もあり、美容面での懸念と切除するべき部位の範囲は大きく異なります。
もちろん包茎手術の前に実施されるカウンセリングで患者さんの側から担当医に希望を伝えることが可能で、美容面での懸念の払拭を最優先に考えて切除箇所を選定することも不可能ではありせん。
包茎手術では包皮を切除するという不可逆的な施術を行うことから、デメリットを理解して受けることが大切です。
技術革新により解決しつつある
昨今の包茎手術では従来型の金属製のメスを使用するクリニックは減少傾向にあり、最新鋭のレーザーメスを導入しているケースが増えており、デメリットの解消に努めています。
切除する部位にピンポイントで熱エネルギーを照射し、カットする部分も出血も最小限で済むようになりました。
包茎手術の際にカットする部位が小さければ縫合する範囲も狭くなり、従来の方法と比較して縫合痕が目立たなくなる可能性があります。
ただし、これらはあくまでも可能性であり、最終的な仕上がりは患者さんの状態によって異なります。
包皮が厚く広範囲まで余っている場合には切除する範囲がおのずと多くなるほか、太い血管が通っている場合にはそれを回避して切除することもあり、この場合はレーザーメスを使ったとしても縫合痕が多く残ることもあります。
最新鋭の包茎手術ではメリットが増えた一方で個別のデメリットもあり得るので、担当医としっかり相談するのがおすすめです。
まとめ
包茎手術は人間の部位を切除すると言う大きな施術を行うことから、縫合をした部位に縫合痕が残るなどのデメリットがあることも確かです。
その一方で男性機能の向上に加えてメンタル面でも自身を取り戻せるなど多くのメリットがあり、包茎手術を決断する方も増えています。
レーザーメスなど最新鋭の機器を完備しているクリニックもあり、極端な縫合痕が残るのは過去のものになりつつあります。
しかし、患者さんの状態によっても仕上がりは異なるため、担当医と相談するのが一番です。